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公開日:2023.04.27
豊岡で子ども食堂初開催
地元から米30kgの寄付も
豊岡地区のこども食堂「豊岡もくもぐ食堂」が4月13日、豊岡第二・三会館で初開催された。コロナ前から実施を模索し、豊岡地区連合会婦人部らが実行委を組織して企画したもの。当日は地元有志から米30kgが寄付されるなど多くの人が協力。カレーやデザートが子どもたちに振舞われ、大いに賑わった。
「木曜日にモグモグ食べる」という思いを込めて名付けられた「豊岡もくもぐ食堂」。連合会婦人部や民生児童委員、保健活動推進委員、ヘルスメイトらによる実行委の代表を務める金谷みどりさんは「子どもたちに学校以外の居場所を作ってあげたいとコロナ前から考えていた」と話す。昨夏に実行委を立ち上げ、区内のこども食堂を視察。地元商店街や区社協、ケアプラザも協力して今年2月にはプレ企画を実施するなど、準備を進めてきた。
当日は、カレーライスやサラダ、バナナにデザートなど盛り沢山のメニューを用意。午後5時30分の開始と共に多くの子どもたちが集まり、食事を楽しんだ。また、食後には実行委が用意したボードゲームで遊んだり、終了後に子どもだけで帰る場合はスタッフが帰宅を見送った。豊岡小に通う男児と一緒に訪れた母親は「みんなでご飯を食べられて喜んでいた。親としても息抜きになってありがたい」と笑顔で話した。豊岡地区連合会の木佐美信行会長は「みんな楽しんでくれて良かった。子どもたちのために地域としてこのような場を大切にしていきたい」と語った。
もくもぐ食堂の開催は毎月第2木曜日午後5時30分から7時まで。会場は豊岡第二・三会館。参加費は子ども100円、中学生以上200円。
食材や現金の寄付も
食堂の開催には多くの人が協力。横浜鶴見北ロータリークラブからはバナナ、地元パン屋もパンを寄付したほか、開催費用として現金を寄付する個人もいたという。
また、鶴見中央で不動産業などを営む(株)木曽屋の中西美里さんが当日訪れ、米30kgを寄付した。これは鶴見区の友好交流都市、福島県西会津町の有志から「鶴見の子ども食堂へ」と届けられた米180kgの一部。木曽屋では西会津町から送られたそば粉で「新そばまつり」を毎年開催するなど交流を続けていて、今回の寄付もその一環。中西さんは区内の他の子ども食堂にも米を寄付する予定で、「西会津のご厚意がありがたい。子どもたちのためにぜひ役立ててもらえたら」と語った。
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