鶴見区 トップニュース文化
公開日:2023.07.13
珈琲専門店山百合
「喫茶店文化を残したい」
若き2代目がCFに挑戦
昭和の雰囲気が残る鶴見中央の老舗喫茶店「珈琲専門店 山百合」が、店の修繕やバリアフリー化を目的にクラウドファンディングに挑戦している。目標金額は100万円で、期間は9月30日まで。2年前に同店を継いだ慶野未来さん(26)は「喫茶店文化を守り、この店の歴史を後世に繋いでいけるよう、ぜひご協力いただければ」と呼びかけている。
1975年に創業し、25席ほどの小さなお店に昭和の面影が色濃く残る同店。2年前に、コロナの影響もあって先代マスターが閉店を考えていた時に、喫茶店好きだった慶野さんが教諭を辞めて同店を継いだ。
そんな若き2代目マスターを常連客らも応援する中、老朽化する店内の改修や長年使用してきた貴重なサイフォンの修理などが、どこかのタイミングで必要だった。また、幅広い年齢層の客が訪れる中で、店内の段差の解消や手すりの設置など、バリアフリー化を求める声も多かった。
その修繕に必要な金額は約300万円で、慶野さんはその一部をクラウドファンディング(CF)を活用した支援に求めた。慶野さんは「無理なお願いをしていることは承知しています。昭和から続いてきた喫茶店が各地で軒並み閉店する中、地元に愛されてきたこの店を守り、後世に『喫茶店文化』を残すためにも、ぜひご支援よろしくお願いいたします」と呼びかけている。
1日貸切のリターンも
CFの支援は3000円から10万円まであり、リターンは珈琲チケットや同店オリジナルのブレンド珈琲豆などのほか、同店の1日貸し切り権も用意されている(10万円コース)。
また、支援額に関わらず送られる「(仮称)鶴見おさんぽマップ」は、散歩好きの慶野さんオリジナルのもの。区内の散歩スポットや鶴見駅周辺の居酒屋など、慶野さんが実際にまちを歩いて気に入った場所をまとめたもので、「山百合がきっかけで鶴見に来た方が、区内全体に興味を持ってもらえるように」との思いが込められている。
CFの期間は9月30日まで。目標金額に満たない場合も計画を実行し、リターンが届けられる。詳細は左記2次元コードから確認を。問合せは同店【電話】045・521・0560。
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