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公開日:2023.11.02

県立三ツ池公園
桜の維持へ支援募る
クラウドファンディングに挑戦

  • 支援を呼びかける同園スタッフら

  • 満開時の様子=提供

 県立三ツ池公園が、園内の桜を守るために支援を募るクラウドファンディングを11月末まで行っている。日本の「さくら名所100選」にも選ばれている同園の桜。目標額は100万円で、支援者には花見の特等席など様々な返礼品も用意されている。同園は「美しい桜の風景を保つためにも、ぜひご支援をお願いします」と呼びかけている。

 今回のクラウドファンディング(CF)は、同園の指定管理を行う神奈川県公園協会が再来年3月に50周年を迎えるにあたり、記念事業の1つとして行っているもの。「公園の桜守プロジェクトin神奈川」と題し、同協会が管理する同園など県内3カ所の公園を対象としている。

 (公財)日本さくらの会による日本の「さくら名所100選」にも登録されている三ツ池公園。園内にはソメイヨシノやヤマザクラなど、約1000本、70種類が植えられていて、毎年春の満開時季には区内外から1日で7万人以上が来園するほどのにぎわいを見せる。

 しかし、開園から60年以上が経過し、老木化等による衰退が課題で、昨年行った学識者等による調査では、桜の周辺に植えられているツツジが桜の成長を阻害している可能性が指摘された。

 今回の支援金は、そのツツジの移植工事などに活用される。工事費用は約60万円で、来年3月からの工事を予定。残りの支援金は他2園の桜の株購入費等に充てられる。

返礼品に花見の席も

 CFでの支援は3000円から3万円まであり、返礼品として桜染めハンドタオルや、楠の剪定枝を材料に京都の老舗「松栄堂」とコラボしたお香など様々。また、来年3月に園内の特等席で花見を楽しめる返礼品も用意されている。

 同園の伊藤肇園長は「桜の名所、そして住民の憩いの場として次世代に向けてこの公園の美しい風景を残したい。ぜひ一人でも多くの方にご支援いただけたら」と呼びかけている。

 CFの期間は11月30日まで。目標金額に満たない場合でも計画を実行し、リターンが届けられる。詳細は同協会HPから確認を。問い合わせは同園【電話】045・581・0287。

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