神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
鶴見区版 公開:2024年6月27日 エリアトップへ

学童キッズクラブ 夏休みに昼食提供へ 保護者の負担軽減に

教育

公開:2024年6月27日

  • X
  • LINE
  • hatena
昼食として提供される弁当のイメージ(横浜市提供)
昼食として提供される弁当のイメージ(横浜市提供)

 横浜市では今年の夏休みにモデル事業として、共働き家庭などの小学生を預かる放課後キッズクラブと放課後児童クラブ(学童)で昼食提供を始める。約570全てのクラブで実施し、保護者の負担軽減につなげたい考えだ。

 こども家庭庁の昼食提供を促す通達や、昨年市が行ったアンケートで9割以上の保護者が夏休みなど長期休み期間中の昼食提供を望んでいたことから、今回市内全域での実施に至った。対象児童約4万5000人のうち、約7割(1日3万1300食)の利用を見込んでいる。

 昼食は1食400円で提供。市が委託した区ごとに異なる民間事業者5社(山路フードシステム、ハーベスト、美幸軒、東華軒、安田物産)が調理と配送を行う。

 希望者は1週間前までに各事業者のウェブシステムで注文。主食、主菜、副菜を基本にメニューは各社で異なり、アレルギー食の用意はない。弁当には使い捨て容器を使用し、残飯と容器の回収も業者が担う。

 これまで独自で地元の弁当業者などに発注しているクラブもあったが、まとまった数がないと注文ができないのが課題だった。市が配送とシステムにかかる費用を負担することで、1個から注文ができるのが特徴だという。事業費は2億3900万円。市の担当者は「保護者の助けになるのはもちろん、子どもたちにとっても満足できるものになれば。今後検証しながら本格実施につなげていきたい」と話す。

企業努力も

 保護者は「仕事をしながら毎日弁当を作るのは大きな負担だった。夏は食中毒も気になるので、昼食提供は本当に助かる」と歓迎ムードだ。

 一方、請け負う事業者側からは「容器代を含めて400円の金額は採算ギリギリ」との声も。市の要望を受けて1週間前(業者により3日前)までのキャンセルに対応するなど、各社の企業努力も見られる。ある事業者は「通常食材は2週間前に発注済み。どの程度キャンセルになるのか予想できず、食品ロスが心配」と話していた。

 市では専用コールセンター(【電話】050・5538・1727)を開設し問合せに対応している。

〈神奈川県後期高齢者医療広域連合からお知らせ〉

【75歳以上の方が対象】いざ、健康診査へ!今こそ自分の身体を見つめなおす時

https://www.union.kanagawa.lg.jp/1000011/1000645.html

<PR>

鶴見区版のトップニュース最新6

県内最年少で国家資格合格

SFH附属中鈴木さん

県内最年少で国家資格合格

火薬類取扱保安責任者の試験で

11月28日

電柱への防犯灯設置拡充

横浜市

電柱への防犯灯設置拡充

青葉区の強殺事件受け

11月28日

創立100周年で式典

鶴見大学附属中学校・高等学校

創立100周年で式典

更なる飛躍へ建学の精神継ぐ

11月21日

新制服を地元学生に依頼

東宝タクシー

新制服を地元学生に依頼

服飾専門学校のYFDが協力

11月21日

絵本大会で全国5位入賞

新鶴見小5年松山さん

絵本大会で全国5位入賞

犬を飼える家の夢を作品に

11月14日

不審な訪問が増加

不審な訪問が増加

市水道局が注意喚起

11月14日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 7月14日0:00更新

  • 7月7日0:00更新

  • 4月7日0:00更新

鶴見区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年12月4日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

X

Facebook