鶴見区 社会
公開日:2024.11.21
鶴見消防署
戸別訪問で火災予防呼びかけ
高齢化率の高い2地域で
鶴見消防署が11月13日、火災予防を呼びかける啓発物の配布を市場上町と東寺尾北台周辺で行った。
これは、秋の火災予防運動(11月9日から15日)に合わせて実施したもの。今回は鶴見区内で高齢化率の高い2つの地域を対象とし、防火対策や住宅用火災警報器の設置・維持管理などに関する資料を同署署員が約100戸に配布した。希望する住民には住宅防火診断も実施した。
住宅火災について説明を受けた住民は「充電器などが火災の元になることを聞いて、改めて注意をしていきたい」と語った。同署の中元豊彦さんは「住民の火災予防への関心は高いが、今後も啓発を続けて注意を促したい」と話した。
また、同署ではリチウムイオン蓄電池など電気を起因とした火災に注意を呼び掛ける。スマートフォンのバッテリーやモバイル充電器などにも使われている同蓄電池は、繰り返し使用すると劣化し、バッテリー膨張などの異常が発生する。中元さんは「こういった状態は大変危険なため、使用しないで欲しい」と呼び掛ける。同蓄電池が原因となる火災は9月末までに市内で32件の発生。通常のごみとして捨てることはできないが、区役所などに小型家電回収ボックスがあり、その利用を呼び掛けている。
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