意見広告・議会報告
市政報告太'sレポート160 持続可能なごみ収集の体制を 横浜市会議員 公明党 尾崎太
令和7年度がスタートしましたが、市民生活をお守りするための様々な事業が進められます。
先の予算特別委員会では、資源循環局・健康福祉局・国際局の審査を担当し、地域の皆様から頂戴した課題等について取り上げました。
ふれあい収集開始から20年
公明党市議団が要望を重ねスタートした「ふれあい収集」は開始から20年が経ちました。
一人暮らしの高齢者などを対象に、玄関先等で直接ごみを収集する支援で、現代に不可欠なサービスであり、利用者も22年度は9431件、23年度は1万226件と年々増加しています。
利用者からは、集積場所まで長い階段を往復しなければならず、ごみを出すことが難しいので自宅まで来てもらい助かっているといった声や、普段近くにいられない自分に代わって、長年ごみ出し支援や見守りに対するご家族からの感謝なども届いています。
様々な地域貢献を展開
また、資源循環局ではごみ収集の際、収集車の広報用スピーカーから特殊詐欺に関する注意喚起を行ったり、区役所と連携して子どもの登下校時の見守り運動に関する啓発ステッカーを収集車に掲示するなど地域防犯にも貢献しています。
先日は、区内の集積場所で不審者によるごみ排出が続き、カラス等に荒らされ困っているとの話を受け、警察でもらちが明かない事例を収集事務所に相談しました。
その後、開封調査など迅速に行って頂き、瞬く間に解決へ導いて下さった事例もありました。
廃棄物業界は担い手不足に直面し、収集業務を取り巻く環境は、厳しさが増しています。
ふれあい収集をはじめとする地域貢献とともに、皆様が安心してごみを出し、そのごみをしっかりと収集していくことが求められています。
デジタル技術が発展し、あらゆる分野でDXの推進が掲げられていますが、今も昔もごみの収集は人の手が頼りです。
今後も役割や業務量に応じた体制を整え、ごみに関わる問題を中心とした地域貢献に取り組んで頂くことを要望させて頂きました。
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