鶴見区 文化
公開日:2025.10.09
生麦の大蛇が光の道に
竹とうろうまつりで再利用
みその公園「横溝屋敷」で9月20日、恒例の竹とうろうまつりが開かれた。今年は竹とうろうに加え、生麦の「蛇も蚊も祭り」で作られた茅の大蛇を再利用したライトアップも行われた。
大蛇は例年、祭りの後に焼却されていたが、何かに有効活用できないかと本宮蛇も蚊も保存会の堀池大一郎さん=「人物風土記」で紹介=が同館の新田弘子館長に相談。茅や藁が竹林の肥料になるということで同館に持ち込まれたが、「ただ置くだけでなく、上手くイベントで活用できたら」と今回のライトアップが実現した。
当日は、暖色のLEDを入れた200個以上の竹とうろうが灯る中、大蛇の茅や藁に約300個のLEDを埋め込んだ光の道が現れた。見学に訪れた来場者の一人は「いつもの竹とうろうのおぼろげな光の趣深さも良いけれど、また違った綺麗さで楽しかった」と笑顔で話した。
イベントを終え堀池さんは、「普段は生麦と獅子ケ谷が直接関わることは少ないけれど、文化を共有して鶴見全体に興味を向けてもらうきっかけになれば嬉しい」と笑顔で語った。
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