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鷲の湯の社長で温泉水を大規模災害時に提供することを決めた 内田 博之さん 七島町在住 50歳

掲載号:2015年10月1日号

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町に根ざしたお風呂屋さん

 ○…市の災害用備蓄品の保管場所でもある銭湯の二代目。生まれ育った七島町は、市地震防災戦略の重点地域。消防署からの打診を受けこのほど、大規模地震発生時などに温泉水を消防用水として提供する覚書を締結した。「いざという時は鷲の湯へ」が常連客の合言葉になっている。「町に根ざしたお風呂屋さんが、公衆浴場のあるべき姿だと思う」と柔和な表情で話す。

 ○…最盛期には、区内だけで49もの銭湯があったが、時代と共に淘汰され、現在は7件を残すのみ。「住み込みで働く人も多く、活気があった」と幼少時代を懐かしむ。地元愛が強いのは下町ならでは。「今でも浦島小・浦島丘中時代の仲間たちが来てくれる」と微笑む。バイク免許を取ってすぐ「一日でどれだけ行けるか」と思い立ち、壇ノ浦(山口県)まで走ったことも。大学時代には欧州を一人旅するなど「充実した青春時代を過ごした」。

 ○…大手不動産仲介業のサラリーマンとして約10年務めた。「マイホームの取得など、人生の節目に立ち合えるやりがいがあった」。家業のリニューアルにともない退社。「風呂屋」と呼ばれる大阪の公衆浴場を視察し、随所にアイデアを投入した。地下約200mから湧き出る天然ラジウム温泉が特長。「経験上、わらをもつかむ気持ちがよくわかる」と、秋田県玉川温泉産の「北投石」の原石を使用した浴場を通常料金で提供する。

 ○…偶然にも銭湯の娘だった妻との間に1男、2女を授かった。「昨年他界した父のように、背中で見せていきたい」。息抜きは登山。山頂からの見晴らしに癒されるという。「風呂掃除はタワシが一番きれいになる」が持論。「洗うじゃない、磨く。人の手に勝るものはない」と、傷だらけの手を誇らしげに見せる。昭和初期の創業。先代から受け継いだ心意気で、この先100年を見据える。「地域密着のスタンスを変える気はない」と断言した。

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