親子に胸を貸した力士
特別養護老人ホームけやき荘（引地孝一理事長）＝菅田町＝で８月20日、県内唯一の相撲部屋・春日山部屋の力士３人が、手作りの土俵上で地域住民と「力比べ」を行った。同施設を運営する社会福祉法人孝楽会の地域交流事業として実施したもので、この日は地域から約60人が同施設内のけやきドームを訪れた。
同法人はこれまで「ものづくりチャレンジ」と題し、毎年、地域住民と交流を深めてきた。今年は「ふだん見ることの少ないお相撲さんと触れあってほしい」と、力士との交流イベントを企画。親交のあった同部屋の春日嶺さんと熊王さん、幸山さんが招かれ、参加者と相撲や綱引きを行ったほか、ちゃんこ鍋も一緒に食べた。大相撲の大ファンだという岡田恵美さんは、息子の遥真くんと力士に挑戦。「まったく動かなかった」と感嘆の声をあげていた。
引地理事長は「チャレンジをキーワードに今後も地域交流を続けていきたい」と話していた。
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