神奈川区 社会
公開日:2018.08.30
神奈川区
防災ガイド、PTAと協働作成
子育て世代向けに
神奈川区(高田靖区長)はこのほど、『神奈川区版 子育て世代向け防災ガイド』を作成した。
「区民意識調査」の結果から、他の世代と比べて子育て世代との接点が少ないことが課題の一つとなっていた。そこで区は昨年9月から5回にわたり、区PTA連絡協議会や学校関係者との検討を重ね、子育て世代を対象とした防災ガイドブックを完成させた。
A4判カラー6ページ。同協議会に参加する区内公立小中学校の26PTA会長らのアドバイスを参考に、自宅・通学時・学校といったシチュエーション別に必要な行動や対策を、子どもと一緒に簡単に確認できるようイラストで紹介しているのが特長だ。
町の防災組織などが設定している「いっとき避難場所」や一定期間避難生活を送る「地域防災拠点」、火災から身を守るために一時的に非難する「広域避難場所」など、それぞれの役割を分かりやすく説明。阪神淡路大震災の事例から、「自助」の行動だけでなく、地域でのつながりや助け合う「共助」の重要性も紹介している。
1万5千部配布
完成した防災ガイドは、各家庭で防災や減災を話し合う機会にしてもらうことを狙い、区内公立小中学の全校児童・生徒用に1万5千部を発行。いくつかの学校では8月27日の始業式後に防災訓練を実施、防災ガイドが配られた。
担当する区総務課では「引き続きPTAとの連携を図り、子育て世代の自助・共助に関する意識を高める取組を進めていきます」としている。
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