MM21街区NEWS【8】 イノベーション創出に一役 富士ゼロックスが市と連携協定
多様な産業が集積するみなとみらい21地区。2010年に研究・開発拠点として65街区に富士ゼロックス株式会社の横浜みなとみらい事業所が開設された。同社は事業所向け複合機の製造・販売を行うほか、企業が抱える課題を解決へ導くソリューション事業を手掛けている。
ソリューション事業の新戦略として18年に「スマートワーク・イノベーション」を発表。AI(人工知能)や様々な物がインターネットに繋がるIoT技術を活かすことにより、創造的な働き方への変革を促す価値提供型の商品となっている。同社推進担当者は「産業集積度の高いみなとみらい21地区は同サービスを具現化する実証実験先として魅力的な地区となっています」と話す。
同社はこのほど、横浜市と「イノベーション都市・横浜」の実現を目指した連携協定を結んだ。ロボットやVR、ドローンなど開発者同士が交流する「横浜ガジェットまつり」の開催などで15年から同社の有志社員が市と連携した経緯があり、更なる共創による、新しい技術の発展を目指して結ばれたものだ。
同協定では、AIや画像認識技術などを活用した「『働き方改革』の促進に向けた実証実験」を行う。例えば、位置測定技術を活用して人の動きを可視化することで「無駄のないスムーズな働き方」を提案するなど同社の技術を活用した実証が行われる。また、イノベーション人材の交流などを促す環境づくりでも協働。「横浜ガジェットまつり」などを共催しながら、人材交流を図るほか、市が19年10月に関内地区にベンチャー企業成長拠点を開設する予定で、創造的な発想を引き出すための人材交流支援など多面的なサポートを行うことが計画されている。
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