羽沢町周辺の近隣農家が共同で運営する直売所「きよ・マルシェ」が、口コミで評判を呼んでいる。営業は週2日で数時間のみと短いが、新鮮野菜を目当てにした人が行列を作り、用意した商品が次々と買い物かごに入れられていく人気ぶりだ。
きよ・マルシェは、「地元の農家が作る野菜をたくさんの人に知ってもらおう」と、羽沢町で農業を営む平本喜誉作(きよさく)さんが中心となって5年ほど前から始めた。各農家が畑や庭先で販売していた野菜を1カ所に集約して売ることで、豊富な品揃えもアピールできると考えたという。
当初は数軒の農家が軽トラックの荷台に野菜を並べて細々と販売していたが、参加農家が増えたことで規模を拡大。今では100平方メートル以上の大型ハウスを建て、20軒の農家が自慢の野菜を販売している。商品には生産者の似顔絵入りのポップが添えられ、常連客の中には「指名買い」をする人もいるという。
農産物の販売だけでなく、近隣の畑でジャガイモやサツマイモの収穫体験を企画するなど、マルシェを軸にした地域のにぎわいづくりにも力を入れる。平本さんは「マルシェの存在が広がることで、地場農産物の販路拡大やお客さん同士の交流につながれば」と期待を寄せる。
開催日時は、毎週水・土曜日の午後2時から4時(土曜日は5時)。土曜日は、横浜市中央卸売市場の仲卸業者による魚の移動販売もある。新型コロナウイルス感染防止のため、番号札を配布して1度に入場できる人数を制限している。詳細はフェイスブック「きよ・マルシェ」で確認を。
住所▽横浜市羽沢町1681(フィットケアデポ羽沢店向かい)
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