情感を込めて絵本を読む消防隊員
空気が乾燥して火事が増える冬場に備え、神奈川消防署の新人消防隊員らが11月10日、絵本の読み聞かせを通して子どもたちに火災予防の大切さを呼び掛けた。
神奈川図書館が毎月開いているおはなし会の中で行われ、親子で防火・防災について学んでもらおうと市消防局が制作した絵本『みんな森の仲間とオオカミのサイレン』を朗読。隊員が登場キャラクターに扮して情感たっぷりに朗読すると、参加した子どもたちは真剣な眼差しで絵本を見つめた。
絵本のストーリーは現役の消防職員が考案。動画サイトで人気を博すキャラクター「キッズ消防隊」が、森に住む動物の家で起きた火災や、オオカミのいたずらで発生した大火事を消し止める内容で、子どもたちに火遊びの危険性や日頃の防火・防災訓練の大切さなどを伝えている。
絵本は有隣堂書店やインターネットサイトで購入できる。
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