壁一面に絵が描かれた校舎
来年度から近隣の菅田小学校と統合されて校舎の建て替え工事が始まる池上小学校（寳來生志子校長）で、思い出が詰まった校舎の壁に絵やメッセージを描く「校舎の思い出プロジェクト」（ぺんてる・キヤノンＭＪ協賛）が20日まで行われた。
開校から93年を経た学びやへの感謝と、卒業生への惜別の思いを込めて企画。６年生の教室から体育館まで続く校舎内の壁一面と外壁に、児童や卒業生、地域住民らが絵の具で鮮やかな色彩の絵を描いた。制作中の風景や作品でフォトブックや大判ポスターを作成して思い出を形に残す。
今年度で閉校となる同校では、学校のシンボルである「トトロの木」を記念品として加工するプロジェクトなども行ってきた。寳來校長は「４月から菅田の丘小学校として新たな一歩を踏み出すが、思い出はいつまでも消えることはない」と語った。
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