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神奈川区 社会

公開日:2021.04.01

神奈川消防団
消防庁長官から表彰

  • 表彰状を手にする⻆田団長

 神奈川消防団がこのほど、消防庁長官から贈られる「令和2年度消防団等地域活動表彰」を受賞した。



 地域防災力の向上に顕著な功績を残すなど全国の模範となった消防団や、団員確保に尽力する消防団、消防団活動に協力する事業所を表彰する制度。今年度は18消防団・20事業所が選ばれ、県内からは神奈川消防団が唯一受賞した。



大規模水上訓練に貢献



 オリンピックなど国際大会の開催を見据えたテロ対策として、2年前に山内ふ頭で実施した「船舶・水難事故対応救助訓練」が評価されたもの。同消防団や団の部隊として災害時に特殊機械や船舶を運用する「大規模災害対応特装部隊」の水上部隊、神奈川・鶴見消防署、海上保安庁などが参加し、航行中の旅客船舶から発生した火災の消火活動と、海面に転落した乗客を救出するという想定で訓練を実施した。



 大規模災害対応特装部隊は、企業が保有する重機や船舶などを災害時に活用できるよう区内4社と消防局が協定を結び、各企業から21人が神奈川消防団に入団したことで2018年に市内で初めて発隊。陸上部隊と水上部隊があり、水上部隊はこの訓練が初のお披露目だった。



 星野雅明署長は「他都市に類を見ない大規模な水上訓練で地域防災のための連携を深められた。消防団は強い味方」と称え、⻆田伯雄団長は「活動が高く評価されてうれしい。コロナ禍でも各分団で地域の特性に合わせた防災訓練を続けている」と話した。

 

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