昭和から平成にかけて撮影された片倉地区の写真などを紹介する「片倉今昔写真展」が、電器店の「佐藤テレビ音響社」周辺で6月26日・27日に開かれた。
片倉が歩んできた歴史に思いをはせてもらおうと、店主の佐藤誠さんが企画した。写真は顧客などに呼び掛けて集めたといい、隣接する店舗のシャッターに簡単な説明を添えて飾った。
変わりゆく街並み回顧
かつて片倉にあった「大丸ストアー」や、新横浜通りが片側一車線だったころの街並み、昭和50年代に完成した商店会アーケードの写真をはじめ、当時の商店主の顔写真が載った印刷物などを通して移り行く片倉の様子を紹介。横浜市史資料室から提供を受けた市内の歴史写真も展示し、戦後連合国軍に接収された岸根兵舎地(現岸根公園)や第三京浜道路の開通式、新子安の海水浴場といった写真が並んだ。
佐藤さんは「いつもなら素通りしてしまう片倉の通りをゆっくりと見てもらいたかった。近くに住む高齢の方が懐かしそうに見入っている姿が印象的だった」と話した。
期間中は数軒の露店も並んだほか、店先では顧客などから引き取った不用品を無料で提供する「もってけマート」と題したイベントも開催。親子連れなどが足を止める姿が見られた。
今回展示した写真は店舗の空きスペースに移動し、当面自由に観覧できるようにするという。
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