5人組バンド「BREIMEN」の中心メンバーとして活動する 高木 祥太さん 反町在住 26歳
忘れたくないことを歌詞に
○…「ブレイメン」のベースとボーカル、作詞作曲を担当するフロントマンとしてグループをけん引し、このほどセカンドアルバムを発表。コロナ禍でライブなどの音楽活動が制約される中、「たまっていた鬱憤とかが晴れた感じ。自分の中で納得のいく作品ができあがった」と完成に手応えを感じている。
○…フラメンコギタリストの父とフルート奏者の母という音楽一家に生まれるが、幼少期はサッカーに夢中だった。神奈川区内のクラブチームに所属し、神大寺のグラウンドなどで練習に明け暮れたという。高校2年生の頃、自宅にあったベースを手に取ってからは音楽にのめり込み、1年ほどで200人を超えるベーシストが出場する全国規模の大会で6人のファイナリストに名を連ねた。情熱の矛先がサッカーから音楽に変わっても、ひたむきな努力を続ける姿は昔のままだ。
○…19歳の頃、前身のバンド「無礼メン」を結成してベースと作曲担当として活動してきたが、3年前にボーカルとドラムが脱退。「前体制の活動も今の血肉となっているから」と現在のバンド表記に変え、ボーカルと作詞も担うマルチプレーヤーとして再スタートを切った。「あんまり記憶力がないから、忘れたくないことを歌詞にしているような」と笑いながらも、一貫したメッセージを言葉と演奏で紡ぐ。
○…メンバーはバンドマン以外の顔も持ち、自身もCharaなど著名アーティストのサポートベーシストとして活動する。「会場にいる人たちと音に委ねる瞬間が幸せ。色んな人と関わることで自分の想定外のことが起きるし面白い」。いつか地元での活動にも関わっていきたいといい、「反町公園でフェスとかできたら楽しそう」と無邪気な笑顔を見せた。
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