鶴屋町の飲食店ビル「ハマ横丁」内に9月、「ビストロエラン―勢―」が開店。居酒屋「炙塩旨魚 勢」からパンやケーキも楽しめる店舗に生まれ変わった。コンセプトを一新した同店でパティシエとして奮闘するのが小林由希絵さんだ。
「一つ星」で修業
小林さんは10年ほど前から前店舗の常連客として通っており、夫と出会った場所でもある。約7年前の結婚から1年後の30歳という節目に、パティシエの修行として単身で渡仏。パリの一つ星レストランなどで4年間経験を積んだ。
帰国後からしばらくすると、コロナ禍により前店舗が窮地に追い込まれる。以前から同店のオーナーである多賀谷彰さんが「同じ飲食業として、何か一緒にやれたら面白いね」と声をかけていたことから、今回小林さんもスタッフに加わった。「フランスでは、料理の表現に遊び心があって自由。視覚的にもおいしいメニューを考案できたら」と小林さん。
現在は正午から午後9時まで営業しており、ランチメニューをはじめ、種類豊富なパンやケーキなどのデザートを提供している。
鶴屋町の食と音楽の祭り「ぐるーびー横丁」の発起人である多賀谷さんは「イベントの復活と音楽に絡めた横浜の食の名物を作ることを目標に、頑張っていければ」と話した。(問)同店【電話】045・324・2488
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