神奈川区連合町内会自治会連絡協議会(区連会)会長の佐藤潮さん(82)がこのほど、多年にわたる在職や共同活動を通じた良好な地域社会の維持・形成への功績が認められて総務大臣賞を受賞した。
表彰は総務省が毎年実施しているもので、自治会・町内会などの地縁団体の代表者に贈られる。今年度は全国から151人が受賞し、県内からは佐藤さんを含む8人が選ばれた。
区内からは、長年同会で会長を務めた前会長の伊東満さんに続き2人目の受賞となった。
「前例に倣い、前例の上に」
区連会は、区内約170の自治会・町内会が地区ごとに所属する21の連合会を束ねた組織。2018年から会長に就く佐藤さんは、住まいのある神之木台の自治会会長を02年から務めており、自治会内の新入学児童を祝うために神の木公園で紅白のサルスベリを新たに植樹するなど、「前例に倣い前例の上に」をモットーに活動を続けてきた。
14年前には神之木西寺尾連合自治会会長にも就任し、地域住民同士の交流を図ろうと「地域交流まつり」を初開催。区内の魅力あるスポットや文化、名産品などの資源を区が認定する「わが町かながわとっておき」の実行委員長や、地域課題の解決手法を学ぶ「地域づくり大学校」の校長など、区内の活性化や住民同士のつながり作りに尽力している。
6日には日比野政芳神奈川区長から表彰状が手渡された。日比野区長は「行政の最大のパートナーとして365日休みなく住民に寄り添い、豊かな地域づくりに協力していただいている。これからも建設的かつ和やかなリーダーシップを発揮してもらえたら」と言葉をかけた。佐藤さんは「地域の皆さんのおかげで、このような大きな賞をいただけてうれしい。今回の評価を励みに、引き続き頑張りたい」と受賞を喜んだ。
神奈川区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|