青海波や富嶽三十六景神奈川沖浪裏を思わせる衣装に、六角橋の地名にちなんだ六角形のイヤホン。手に持つのは、浦島伝説の舞台であることを示す玉手箱──。横浜18区をイメージしたキャラクターがまちの魅力を伝える「Yocco18」の中で、神奈川区をモチーフにした「青木めんか」のいでたちだ。
このほど、青木めんかが登場する神奈川区のプロモーション動画が完成し、動画投稿サイトYouTubeで公開されている。昨年12月にオンライン上で開催された神奈川区民まつりの動画募集企画に合わせ、Yocco18の運営チームが制作した。
魅力詰まった玉手箱
3分間の動画は、豊顕寺や反町公園など区内各所を撮影した映像や写真の中を、青木めんかが巡るストーリー。動画の中で流れる歌は、東神奈川駅を走るJR京浜東北線と横浜線の色をイメージした「青と緑の交差する」というフレーズや、「とっておき」「ドッキリ」といった神奈川区ならではのワードを歌詞に盛り込んだ。曲に合わせて電子的な歌声を作り出す「ボーカロイド」をイメージした歌声で、若者からの注目もねらった。
プロジェクトの代表を務める遠藤望さんは、「実際の地名など固有名詞を出さずに神奈川区を表現できるよう作詞した」と話し、タイトルの「カラフルカスケット」には、区内の歴史や多様性などの魅力を詰め込んだ玉手箱という意味を込めた。
青木めんかの等身大パネルは反町駅前ふれあいサロンに設置され、写真撮影に訪れるファンも多いという。青木小学校出身で現在も高島台に住むディレクターの坂口祐太さんは、「神奈川区の商店街とのコラボレーションなどで青木めんかがより広く知られれば。自分の母校などでも歌ってもらえたらうれしい」。プロジェクトを通して、青木めんかが地元住民の郷土愛を育むきっかけになることを願っている。
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