神奈川区民文化センター「かなっくホール」の館長に就任した 冨田 達也さん 東神奈川在勤 63歳
幅広い芸術文化に触れて
○…かなっくホールで1年前から副館長として運営に携わり、今年4月から館長に就任。「まだ同館を知らない区民の方もいる中で、スタッフが図書館やケアプラザ、学校などへ飛び出して行うワークショップに注力していきたい。色んな方に芸術文化に触れてもらえたら」と呼びかける。
○…大阪府出身。転勤族の父のもと、幼稚園から中学校まで6回の転校を経験。色々な人と出会う中で、自らの考え方を貫く大切さを学んだ。スポーツに熱を入れた学生時代。小学校では野球、中学・高校ではバスケットボールに打ち込み、大学からはスキーを始めて準指導員の資格を取得するなど本格派だ。
○…大学卒業後は広告代理店に入社。同じグループ内の会社では、スポーツ経験を生かしてスキーやゴルフのイベント、カルチャースクールなどに携わった。30歳からは同館の指定管理者でもある横浜メディアアド(旧相鉄エージェンシー)に入社。横浜市開港150周年記念事業や全国都市緑化よこはまフェアではプロモーションに汗を流した。スポーツから学んだ「周囲の期待に応えること」は社会人生活を過ごす上でのモットーとなった。
○…6年前からは生涯スポーツとして山登りが趣味に。「苦労して登った山頂からの眺めが素晴らしくとりこになった。自然の雄大さを感じながら身を委ねる時間が至福」と魅力を語り、富士山登頂を目標に掲げる。一方、幼少期には新潟県ジュニア美術展覧会で絵画作品が3年連続入賞したこともあり、現在でも音楽鑑賞や美術館巡りをする文化的な一面も。自身の趣味のように幅広い分野の事業が揃っている同館で、「好きなこと以外にもチャレンジしてみてほしい」と来館者への思いを口にした。
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