神奈川区 教育
公開日:2022.09.29
神奈川大学
平塚キャンパス 売却へ
理学部の六角橋移転で
神奈川大学理学部が来年4月、湘南ひらつかキャンパス=平塚市=から六角橋の横浜キャンパスに移転することに伴い、湘南ひらつかキャンパスの跡地を売却する方針を示した。
湘南ひらつかキャンパスは1989年に開設。面積は30万9510平方メートルで、東京ドーム約6・6個分の広さで、校舎のほか野球場やサッカー場、陸上競技場、プールなどのスポーツ設備も備わっている。経営学部と理学部の学生が通っていたが、経営学部は昨年4月にみなとみらいへ移転済み。現在残る理学部の学生約1600人は、来年から横浜キャンパスに通うこととなる。
売却がなされれば、地域経済へのダメージは避けられない。またキャンパス内にはバスターミナルも設置されており、運営する神奈川中央交通の協力で路線廃止は当面の間は回避されたというが、減便など交通面での影響も生じるとみられている。
学生数約1万3千人に
一方、横浜キャンパスは昨年、外国語学部と国際日本学部の学生3千人近くが新設されたみなとみらいキャンパスへ。理学部生を新たに迎え入れるにあたって、学生寮の増設などは行わないという。来年度、六角橋に通う学生数は約1万3千人となる。
また横浜キャンパスでは来年4月、理工系学部が研究を行う施設を新たに設けるなど、ハードの面でも受け入れ体制を整えていく。
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