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公開日:2026.02.20
藤沢工科高バンド「X」
心の声をかき鳴らせ
オリジナル曲で初の全国へ
県立藤沢工科高校(今田)の軽音楽部が昨年12月に行われた「神奈川県高等学校総合文化祭軽音楽コンクール」の決勝に出場し、4人組ロックバンド「Ⅹ(クロス)」が準グランプリに輝いた。愛知県で来月開かれる全国大会の切符を手にしたX。同部の全国進出は創部以来初の快挙だ。
歪みを利かせたギターの音色に、重厚なベースとドラムが刻むリズム。感情をむき出しにした歌声と、どこか切なさを帯びたコーラスが混ざり合い、聴き手を一気に彼らの世界へと引き込んでいく。
全国のステージに立つのは、ギターボーカルの森越愛さん(2年)、ギターコーラスの小田康瑛さん(2年)、ドラムコーラスの木村英里香さん(2年)、昨年の夏で引退した3年生メンバーに代わって合流したベースコーラスの伊藤柚乃さん(1年)。バンド名「Ⅹ」には、「それぞれ異なる個性が交差する」という意味が含まれている。
昨夏、3年生最後の大会で決勝進出を逃してしまったX。新体制で臨む今大会は「同じ悔しさを伊藤さんには味わわせたくない」との一心で、練習に打ち込んできた。全国進出の報には「目標にしていたけれど、びっくりした」と全員で喜びを分かち合ったという。
想い込めた自作曲
顧問を務める木下晃介教諭=人物風土記で紹介=の「今しか持てない想いや感情を伝えてほしい」という指導の下、活動の軸にオリジナル曲制作を据える同部。「ハードルが高い」と当初メンバーは戸惑ったが、他校のライブで自作の曲を奏でる同世代を見て「火が付いた」と振り返る。
県大会で披露したのは、孤独や苦しみを表現したオリジナル曲『咲くを待つ、野薔薇』。さまざまなことに悩む人に向けて、「苦しんでいるのは1人じゃない」と寄り添うメッセージが込められた楽曲だ。Xの強みについて木下教諭は「伝えたい想いや表現がはっきりしていること」と評す。本人たちも「独自の世界観を広げて演奏できることがバンドの武器」と自信をのぞかせる。
全国のステージでは同曲に加え、森越さんがメンバーや部活動への想いをつづった新曲『未完成』を披露する予定。現在は歌詞の表現や場面ごとの情景を話し合い、曲の完成度を磨いている。
念願の晴れ舞台を前に4人は「全国では、会場を私たちの世界観に引き込んで盛り上げたい。審査員に聴かせるというより、お世話になった人たちに楽しみながら演奏することで恩返しができれば」と意気込んだ。
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