神奈川区 人物風土記
公開日:2023.02.16
かなっくホール専属の若手室内オーケストラ「カメラータかなっく」代表の
篠崎 史門さん
東京都在住 34歳
クラシック音楽の伝統守る
○…「カメラータかなっく」が7年前に立ち上がり、当初から代表を務める。29歳からは神奈川フィルハーモニー管弦楽団でティンパニの音色を奏でる首席打楽器奏者。舞台から降りると、現在放送中のドラマ『リバーサルオーケストラ』に出演するなど活躍は幅広い。「かなっくでの活動を通して多くの人が羽ばたいていく姿やみんなの成長など、色んな場面に立ち会うことができた。大切な場所として今後も守っていきたい」
○…音楽家一家に生まれる。幼少期の物心がつく前から手にしたのは、NHK交響楽団でコンサートマスターも務めたヴァイオリニストの父と同じ楽器だった。音大で打楽器と出会い、演奏するうちに「仲間と曲を作り上げる達成感」や「言葉のない音のコミュニケーション」に魅了され、打楽器の道を究めることを決意した。
○…カメラータかなっくの立ち上げと同時期、実はかなっくホールのスタッフとしても勤務。音楽家としての視点を持ちながら関係者と議論を交わし、コンサートの企画や演出などの運営に携わった。この経験が、運営の人たちの思いもくみ取った表現者として、演奏をより重厚なものにしている。
○…打楽器の中でもティンパニへの思い入れは強く、「オーケストラの一番後方にいるので全体が見える上、楽器自体に流れを変える力がある。リスクもあるけれど怖がらずに成功した瞬間は最高」と語る。全国のプロの交響楽団において、打楽器・ティンパニの首席奏者は全国で数十人。その責任感を強く感じながら「音楽家としての定年まで成長を続け、世代をけん引しなければならない。格式高いクラシック音楽の伝統を崩さず、ファンを増やしたい」と高みを見据えた。
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