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神奈川区 社会

公開日:2023.06.22

神奈川警察署
人命救助で5人に感謝状
交通事故二次被害を防ぐ

  • 人命救助を行い、感謝状を受けた5人と松永署長(右から3番目/同署提供)

 神奈川警察署(松永安則署長)は6月13日、早期の人命救助を行い、交通事故の二次被害を防いだ5人に対し、感謝状を贈呈した。

 交通事故は4月27日午後6時33分に栄町の片側4車線を有する国道15号線の交差点で発生した。金港町方面から山内町方面に右折した中型トラックが神奈川2丁目方面から金港町方面へ直進するスクーターと衝突した。

マリノスの選手も

 事故発生時、歩道橋の上から事故を目撃した山辺有乃さん(22)は、躊躇なく、負傷者を救護へ。後続車両で運転していた神田尚大さん(43)は、110番通報。事故の衝撃音を聞き駆け付けた中川宏之さん(59)は三角コーンを、また仕事中に通りかかった今関将毅さん(35)は、停止版を設置し車両を誘導。そして事故現場を自転車で通りかかったサッカーJ1横浜F・マリノスのオビ・パウエル・オビンナ選手(25)が事故の状況や被害者の情報をメモに記し、警察に手渡した。

 神奈川署によると、スクーターの負傷者は動けず交差点内にいるなかで、二次被害が発生する危険性も極めて高い状況だったが、5人の救助活動によりその危険が回避された。松永署長は「その場にたまたま居合わせた5人とは思えない素晴らしい連携プレーだった。献身的な救助活動に感謝申し上げたい」と話した。

15号線で昨年比6件

 神奈川区内では今年に入り、5月末現在で149件の交通事故が発生している。昨年比で11件増加。死者は出ていない。また、国道15号線での事故は19件と昨年比で6件多い状況だ。

 同署の交通課によると「交差点でのバイクやスクーターなど直進する二輪車と右折する四輪車の衝突事故が増えている。二輪車の速度を見誤りやすく、交差点では冷静に確認して運転いただきたい」と注意を促した。

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