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神奈川区 社会

公開日:2024.01.25

神奈川警察署
御朱印で詐欺撲滅
笠のぎ稲荷神社が協力

  • 御朱印を手に持つ(前列左から)佐々木会長、小野宮司、松永署長

 神奈川警察署はこのほど、特殊詐欺被害の抑制のため「詐欺撲滅御朱印」を作成した。

 神奈川区内での2023年の特殊詐欺発生状況は、発生数が52件(前年比+12件)、被害総額は約6700万円となっている(いずれも暫定値)。新型コロナの影響で減少していた被害が、コロナ禍以前の水準に戻ってきており、予断を許さない状況が続く。こうした中、同署管内で特殊詐欺撲滅に向けた防犯活動を実施中に、特に深い理解を示した笠のぎ稲荷神社=東神奈川=に協力を依頼して、御朱印の作成に至った。

 同神社は、病が治るという特殊信仰が伝わることから、詐欺という悪病から抜け出すという思いを込めて御朱印が作られた。1月17日には「奉告祭」を行い、松永安則署長と詐欺被害抑止の要である金融機関で構成される神奈川区金融機関防犯連絡会の佐々木宏尚会長らが同神社を訪れた。小野和伸宮司が神事を務めて御朱印を奉納し、その後は、松永安則署長から小野宮司と佐々木会長に感謝状が贈呈された。

 小野宮司は、「こうした形で地域に貢献することができるのは、神社として大変光栄なこと」と話す。松永署長は、「詐欺を自分事として考えてほしい。御朱印は電話周りに飾るなどして、常に詐欺の危険が身近にあることを忘れないでもらいたい」と注意を喚起する。御朱印は同神社に置かれるほか、今後の啓発活動等で活用される。

※笠のぎの「のぎ」の字は禾へんに「皇」

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