神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
神奈川区版 公開:2024年3月7日 エリアトップへ

神奈川・西区3社 共同開発品が最優秀賞 EVからポータブル電源

経済

公開:2024年3月7日

  • X
  • LINE
  • hatena

 電気自動車「日産リーフ」の再生バッテリーを利用したポータブル電源が「防災・減災×サステナブル大賞2024」の「減災サステナブルアワード」で最優秀賞を受賞した。日産自動車(株)をはじめとした神奈川区、西区の3社が共同開発したもの。2月20日に東京ビッグサイトで授賞式が行われた。

「減災サステナブルアワード」

 同アワードは防災・減災におけるレジリエンス(回復力)向上ならびにSDGs関連の活動および成果などを評価するもので、(一社)減災サステナブル技術協会が主催する。今年で4回目。

 今回、防災・減災の側面における社会貢献活動として、将来の展開性の高さなどが評価された。

 大賞の商品は、日産自動車(株)=本社・西区=と、カーナビゲーションなど自動車関連製品の開発、製造などを手掛ける(株)JVCケンウッド=守屋町=、電気自動車に使われた電池部材を再利用、再製品化しているフォーアールエナジー(株)=西区=の3社が共同で開発。

 車載バッテリーの特性である、自己放電が少なく長期保管が可能なこと、約2千回の繰り返し充電ができることが特徴の商品。中古バッテリーを再利用することで、製造時の二酸化炭素の発生が抑えられる。持続可能な脱炭素化社会の実現にも貢献しているという。

 3社はポータブル電源の需要の高まりを受け、日産リーフの再生バッテリーを利用し開発することで合意。22年4月に試作品を公開した。

 商品は23年9月から日産自動車の販売店舗で、11月下旬からJVCケンウッドの公式オンラインストアで販売。車載用のオプションに一般客が購入したり、タクシー会社の防災用非常電源や自治体での防災用品としての活用など、幅広く利用されている。

被災地へ無償貸与も

 商品100台は、能登半島地震の被災地に無償で貸与されている。停電が長引く石川県の珠洲市や輪島市の高齢者支援施設で、職員の携帯電話などの電源に使用されているという。日産自動車の初鹿野久美さんは「電気自動車のバッテリーの持つ『安心安全』の性能を生かして、防災・減災にも役立つ商品。幅広いお客様にご利用いただきたい」と話していた。

神奈川区版のローカルニュース最新6

横山剣さんら出演 年に一度の横浜感謝祭「ハマフェスY165」が5月25、26日に

子育てに「ゆとり」創出

山中市長インタビュー

子育てに「ゆとり」創出

直接支援で実感へ

5月2日

横浜・大佛次郎記念館で仏画家 ポール・ルヌアール没後100年企画展

地域情報サイトを開設

京急電鉄(株)

地域情報サイトを開設

全7エリアで展開予定

5月2日

花と緑で街をつなぐ

花と緑で街をつなぐ

ガーデンネックレス横浜

5月2日

初夏の横浜練り歩く

初夏の横浜練り歩く

5月3日、国際仮装行列

5月2日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 5月2日0:00更新

  • 4月18日0:00更新

  • 2月29日0:00更新

神奈川区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

神奈川区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月3日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook