国土交通省横浜港湾空港技術調査事務所=橋本町=で3月11日、幸ケ谷小学校4年2組が海草の一種であるアマモの移植体験を行った。
港湾・海岸整備に関する調査や技術開発を行う同事務所。学区内という縁から同小とは長年連携を続けている。今回はブルーカーボンをテーマに、海中や大気の二酸化炭素を吸収し「海のゆりかご」とも言われるアマモの移植を体験した。当日は、腐葉土や芝生などを混ぜ合わせて成長できる環境を鉢の中につくり、これまで学校のベランダで育ててきたアマモの苗を植えた。その後は、同事務所の人工干潟の海中に、ダイバーによって植えられた。
体験の前後には、アマモの生態に関する講義や干潟で生き物とのふれあい活動も行った。児童たちは、「土づくりは大変だったけど楽しかった」「アマモの力はすごいと思った。大きく育ってほしい」と笑顔で振り返った。同事務所の中川大所長は、「将来を担う子どもたちが、環境問題や自然の大切さに気づいてくれれば嬉しい」と思いを語った。
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