押し花作家として活躍し、2月6日からかなっくホールで作品展を行う 杉野 宣雄さん 西神奈川在勤 58歳
押し花の魅力 届けたい
○…押し花作家として、花の退色を防ぐ乾燥法や立体への転写など様々な技術を開発し、表現の可能性を大きく広めてきた。技術の探求や楽しさの普及のため「花とみどりの研究所」を立ち上げ、全国で教室も展開。延べ約5万人に技術と魅力を届けてきた。そんな教え子30人らとともに2月6日からは、かなっくホールで作品展やワークショップを開催。「色んな技術の詰まった個性豊かな作品が揃う。ぜひ足を運んでほしい」
○…化学メーカー勤務の父が研究を始めた影響で自身も押し花の世界へ。大学卒業後から作品制作や教室での指導を行う。「お気に入りはもみじの葉。四季はもちろん日々色が変わる葉には、それ一枚で見ている人に物語を感じさせる」と魅力を語る。1997年には世界最大級のアメリカでのコンテストに出展。お気に入りのもみじの作品で日本人初の受賞を果たすと、翌年には念願のグランプリに。「国内外に日本の技術を広めたい」と現在は、アジアを中心に普及活動にも力を入れる。
○…福岡県の田舎町で生まれ育った。幼少期は、カブトムシやクワガタを捕まえては、デパートで売ってお菓子を買っていたという。運動が好きで中学はバレーボール、高校はアーチェリー部に所属。高校では国体にも出場した腕前だ。「夏に体験会に偶然参加したらまさかね」とはにかむ。現在も、テニスやゴルフで汗を流す。「体を動かすといい気分転換になるね」と微笑む。
○…老若男女誰もが楽しめる押し花。様々な技術開発も、「特別な機械などを使わず、一般家庭で実践できることを意識してきた」と話す。「押し花を通して仲間も増える。これからもその楽しさをもっと多くの人に届けていきたい」
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