藤沢 文化
公開日:2025.12.26
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鳴らす60年代サウンド
藤沢出身・ゆうやけしはすさん
1960年代にアメリカやイギリスで流行した「サイケデリック・ロック」という音楽を、現代に蘇らせる藤沢市出身のロックミュージシャンがいる。藤沢や都内を中心に活動するゆうやけしはすさん(34/本名・林祐輔)だ。今夏発表したアルバム『湘南サイケ』は、60年代サウンドを基調として、湘南での生活やコミュニティーから生まれる物語を音に乗せた作品だ。
「藤沢の魅力は肩肘張らずにいられるところ」。首都圏や歴史的な場、そしてポップカルチャーにも近いと良さを語る。「ライブバーなどがありコミュニティーが生まれやすい」とも。また「海の持つ『ゆらゆら』とした感覚と、サイケデリックな音楽は意外と相性がいいのかも」と、米西海岸の古い音楽にも通じる地元の空気を分析する。
現在は、ジャムセッションを通じて出会った20代前半の若者たちと、「ゆうやけしはす&すうらばあず」を組んで活動中。4人で、日本語を乗せたサイケデリック・ロックを奏でている。今月5日には、画家の灰村マオさんと共作で、絵本付きのアルバム『サイケデリック・クリスマス』をリリースした。聴くだけでなく視覚的にも楽しめるユニークな試みで、表現の幅をさらに広げている。
敬愛するバンド「ザ・ビートルズ」のようにアルバムを高頻度で出しながら、「今後は現実との接点を増やしたいから、さらにライブを増やす」と意気込んだ。
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