自宅で住み開きの「はるくんみやちゃんホーム」を開催している 平田 ミヤ子さん 菅田町在住 47歳
いつだって私らしく
○…自宅の一部を地域の居場所をとして開放する”住み開き”を2017年4月から行っている。年齢や障害の有無などに関わらず、「おばちゃんの家に遊びに来る感覚で」と誰もが気軽に集える居場所を提供する。スタートから約8年が経ち、気づけば神奈川区内はもちろん市内・県外からの参加者も。「普段生きづらさを感じている人たちも、ここに来たら自分らしくいられる場所にしていきたい」
○…育児・介護・看病らが重なった自身の経験をもとにスタートした住み開き。「当時は自分も目の前のことで精一杯。一度自分を見つめなおす時間を作って、改めて自分らしくいられる居場所の重要性を実感した」と話す。自身と子どもの名前を冠した居場所では、発達障害の息子も活躍中。「イベントの告知のチラシを作って壁に貼るなど楽しく取り組んでいる」と成長を見守る。
○…横浜市栄区出身。感受性が豊かで繊細な性格で、「自分の気持ちより周囲の顔色を見て行動していた」と幼少期は自身も生きづらさを感じていた。社会人になると接客業に従事。客の悩み相談を聞く機会も多く、「いろんな人の話を聞いて携わるのが向いている」と感受性が長所に。その人柄が、現在の住み開きの活動にもつながっている。休日の趣味は、自然巡りや御朱印集め、花やハンドメイドにも凝る。「何でもまずは体験してみる」とにっこり。
○…「どんな個性も特性もここではギフト」と話す居場所には、職業もスキルも多様な人たちが揃う。そんなメンバーたちを愛情を込めて「私も含めて『変態』の集まり」と表現する。「色んな人のつながりから生まれるものがある。これからも変態の輪を広げていきたい」と茶目っ気たっぷりに話す。
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