横浜かもめSCの卒業生で、サッカーポルトガル2部リーグで今季プレーした 高橋 友矢さん 神奈川区出身 18歳
かもめから世界へ
○…「時差ボケで早朝に目が覚めたので、懐かしくて岸根公園を散歩しました」と、シーズンオフで帰郷し慣れ親しんだ地元の空気に頬を緩ませる。地元出身のプロサッカー選手。幼少期を過ごしたサッカークラブ「横浜かもめSC」の43期生で、小学生の途中から横浜FCの下部組織でもプレー。昨年8月に横浜FCとプロ契約を結び、今季はポルトガル2部の「UDオリヴェイレンセ」でプレーした。
○…サッカーとの出会いは5歳の時。兄の影響でかもめSCの門を叩いた。当時は「サッカーのことより、挨拶や生活態度など私生活のことでよく怒られていた」と苦笑い。しかし、「自分のことは自分でするという、当時教わった当たり前のことが、今の自分の基礎になっている」と、人間的成長の原点となった日々に感謝する。練習に参加しミニゲームを共にした、古巣かもめSCの後輩たちには「一つ一つのプレーを意識する積み重ねが、将来の差になる」と実感を込めてエールを送る。
○…高校3年の夏、海外で活躍する先輩の姿に刺激を受け、自らポルトガル挑戦を志願した。ポジションは守備の要となるボランチ。今季は4試合の出場に留まったが「来季はもっとチャレンジしていかないといけない。多くの選手の長所を吸収してプレーの幅を広げていきたい」と、その向上心は尽きない。
○…シーズン中はクラブが用意してくれた住まいで、同僚の日本人選手と3人で共同生活。プレー以外では現地の食を楽しんだり「カフェでおじいちゃんに試合の結果について言われたり」と日本ではなかなかない経験を味わった。プロ1年目を終え「海外で成長してステップアップを続けていきたい」と若武者の挑戦は続く。
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