神奈川区 社会
公開日:2025.08.18
宇宙刑事が横浜で緊急通報の適正利用を呼び掛け
神奈川県警察、海上保安庁、横浜市消防局は8月7日、緊急通報の適正利用を呼び掛ける合同キャンペーンをそごう横浜店地下2階正面入口前で行った。
市によると、2024年の緊急通報は、県警の110番が約107万件、海上保安庁第三管区の118番が約17万件、市消防局の119番が約37万件。だが、そのうち緊急性の低い通報は県警が約30%、海上保安庁第三管区が約99%、市消防局が約20%だった。無言電話やいたずら電話のほか、「お弁当を買ってきて」などの常識を逸脱した要求もあったという。
県警はこうした不適切な緊急通報を減らそうと、同じ悩みを持つ海上保安庁と市消防局に啓発活動を提案。特撮ヒーローと共に緊急通報の適正利用を呼び掛ける合同キャンペーンを実施することにした。
当日は、特撮ヒーローの宇宙刑事シリーズに登場するキャラクターの「ギャバン」「シャリバン」「シャイダー」が一日緊急通報アドバイザーとして登場。ヒーローポーズを決め、警察官らと共にボードなどを用いて緊急通報の適正利用を通行人に訴え掛けた。
キャンペーンを見学した男性は「より多くの人命を救うためには、一人ひとりの思いやりのある行動が大切だと改めて実感した。身近な人に呼び掛けたい」と話した。
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