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神奈川区 社会

公開日:2025.08.21

神奈川警察署
2郵便局に感謝状
特殊詐欺被害を阻止

 神奈川警察署(太田広明署長)は特殊詐欺被害を未然に防いだとして、大口駅前郵便局と横浜菅田郵便局に感謝状を8月上旬に贈呈した。

横浜菅田郵便局

 7月3日の阻止事案についての表彰。80代の被害女性の携帯に、警視庁捜査員を名乗る人物から「あなたの口座が事件に利用された。50万円を指定する口座に振り込んで確認ができなければ逮捕する」という内容の電話があった。被害者が同郵便局に相談し、局員が詐欺と確信。警察に通報し被害を防いだ。野口敏行局長は「高齢者が多い西菅田団地内の郵便局として、日ごろから高額の支払いには注意しています」と語った。

大口駅前郵便局

 7月14日に発生した阻止事案に対しての表彰。80代の被害男性は、出会い系サイトでやり取りを始めた女性を名乗る人物から、連絡先を入手するためにはATMでの振り込みが必要と指示され、同郵便局を訪れた。「窓口で払うと無効になると言われた」という男性の話に疑問を感じた局員の松井聡子さんは、警察への相談を提案。ロマンス詐欺と発覚した。小川晃局長は「窓口の局員が気づき、指摘することができました」と話した。

県下ワースト級

 同署によると、今年に入り区内では7月末までの暫定値で特殊詐欺が53件(前年同期比33件増)発生し、県内でもワースト級の状況。被害額は約3億6300万円に上っている。

 中でも最近は警察官を騙る手口が多いといい、同署では「警察が電話やSNSで捜査の話をしたり、銀行口座のIDやパスワードを聞き出すことは絶対にありません」と注意を呼び掛けている。

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