神奈川区 意見広告
公開日:2025.10.23
認知症とともに生きる社会へ 県政報告
理解と支え合いの輪を広げて
県議会議員 片桐のり子
9月議会で「認知症への理解促進」について知事に質問しました。高齢化が進む中、認知症であっても誰もが尊厳を持ち、自分らしく暮らせる地域社会をどう実現するかは、重要な課題です。介護の現場だけでなく、地域や教育の場を通じて、若い世代から高齢者までが「認知症を自分ごと」として理解する環境を整えることが欠かせないと考えます。
県では、市町村と連携して「認知症サポーター」の養成を進め、これまでに約87万6千人が研修を修了。また企業や団体と協力し、認知症の予防につながる運動や機器を体験できる「認知症未病改善キャラバン」を各地で展開しています。
当事者の声生かし啓発を推進
一方、県の調査では「周囲の人が認知症を正しく理解している」と答えた人は4割未満にとどまり、理解の広がりは十分とは言えません。そこで今年度は新たに8名の認知症当事者に「かながわオレンジ大使」を委嘱し、当事者の言葉で思いを伝える啓発活動を強化しています。さらに、県立高校での認知症サポーター講座やSNS、動画配信を通じた若い世代へのアプローチも進めるとの答弁がありました。
私は、こうした取組を効果的に進めるため、学校や地域、医療・介護関係者、NPOなど多様な主体との連携を深めるよう要望しました。誰もが安心して暮らせる社会の実現に向け、認知症への理解を広げることが地域福祉の基盤づくりにもつながります。これからも皆様の声を大切に、現場の課題を県政にしっかりと反映してまいります。
神奈川県議会議員 片桐のり子
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TEL:045-285-0725
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