意見広告・議会報告
予算委員会で質問 県政報告 英語教育と県立高の留学支援 県議会議員 片桐のり子
親の経済力が子どもの教育格差につながってしまう今日、その最も影響を受ける教科の一つが英語であると言われています。令和7年度予算委員会において、英語教育と県立高校生の海外留学支援について質疑を行いました。
機会逃さぬよう
グローバル社会の進展に伴い、海外経験は語学力向上だけでなく、異文化理解や国際的な視野の獲得にもつながります。しかし、近年、日本人の留学者数は減少しており、その背景には円安による留学費用の高騰や、海外生活への不安があると考えられます。本県の高校生が経済的な理由や英語力・情報の不足により、留学の機会を逃さないよう、適切な支援を講じる必要があります。
質問に対し、教育監は「県教育委員会として、外国語教育の充実に努めるとともに、留学希望者に必要な情報をしっかり届ける」と答弁し、さらに、国による支援「トビタテ!留学JAPAN」の周知を進め、県の教育環境整備推進のための「まなびや基金」を活用した支援の充実を図る考えを示しました。
施設活用で機会提供
私は、国内で英語に慣れる環境を整えることも重要だと考えています。東京都では英語漬けの環境で学ぶ施設を活用した疑似留学の取組を行っていますが、本県においても、廃校舎などの既存施設を活用して環境を整備することで、留学が難しい生徒にも英語学習に集中する機会を提供できるはずです。
県として、今後もさらなる支援の充実を求めてまいります。
|
|
|
|
|
|