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公開日:2026.10.08
「ふらっと羽沢・上星川」 新交通に「感無量」 10月1日から実証運行
神奈川区と保土ケ谷区にまたがる羽沢南・上星川地区でAIオンデマンド交通「ふらっと羽沢・上星川」の実証運行が10月1日から始まった。前日にはお披露目式が行われ、事業者や地元住民、議員、行政関係者ら約50人が交通空白地域解消の一手となる新たな「地域の足」に期待を寄せた。
AIがルート計算
この交通は、横浜市が整備を進める新たな地域公共交通「おでかけシャトル」の一種。決まった路線や時刻表に従って運行する従来の路線バスとは異なり、利用者の予約状況に応じてAIがエリア内にある乗降スポットから最適な経路やスケジュールを計算して運行するサービス。民間のタクシー車両1台(乗客定員4人)を利用する。対象となる羽沢南・上星川地区は山坂が多く、中心部付近は羽沢横浜国大や上星川といった鉄道駅やバス停からも距離があることからオンデマンド交通導入を検討していた。
利用者は専用のスマートフォンアプリか電話で出発地や目的地、乗車希望日時を指定し予約。地域内に設定された41カ所の停留所で乗降して移動できる。運行は平日午前8時〜正午、午後1時〜5時だがアプリ予約は24時間受付。運賃は大人400円、小児200円で、敬老パス提示などで割引となる。
実証運行は2年を予定。市は1年目の目標である収支率25%を達成する利用者数として1日あたり28人を想定する。
関係者集いお披露目式
横浜国立大学本部棟で開かれた式典は事業主体の「よこはま次世代型交通システム推進協議会」が主催。冒頭、事業全体の調整・管理を行う一般社団法人北陸SDGs総合研究所の武田幸男代表理事は「自宅近くに停留所を設置することで住みやすい地域ができる」とし、乗降スポットを増設していきたい考えを示した。
地元自治会を代表して神奈川区の羽沢地区自治連合会の岐部文明会長は「区内で羽沢地区が最も高齢化率が高く住民の生活が大変。このシステムは非常にありがたい」、常盤台地区連合町内会=保土ケ谷区=の石川源七副会長は「スタートを迎え感無量。今後、区役所など地域外へ運行範囲が広がるとうれしい」と新交通の拡大や、発展を願った。
「ふらっと羽沢・上星川」の名称には「『ふらっと気軽に』、坂道を気にせず『FLAT』(平らな)に出かけられる」という思いが込められている。
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