もっと知って活動施設 まち協が市民活動応援マップを作成
これから市民活動を行なう、または活動中の団体向けに区内の各施設を紹介した『市民活動応援マップ』がこのほど新しくなった。発行したまちづくり協議会では「場所の確保が活動の第一歩」として、課題の解消と市民活動のさらなる活性化を呼びかけている。
区内の活動スペースは合計32施設。発行したまちづくり協議会によると、宮前市民館など一部の施設では予約が取りづらい状況である一方で、認知度やアクセスなどの面で稼働率が低い施設もあるという。
同協議会理事長の藤田信吾さんは「活動場所の確保は団体が抱える悩みの1つ。各施設の特長なども載せているので課題解消に役立ててもらえたら」と話す。
マップはA2サイズ。区役所や向丘出張所などにある区民活動支援コーナーや市民館をはじめ、各地区のこども文化センターや地域子育て支援センター、老人いこいの家など市民活動で利用可能な施設がすべて写真入りで網羅されている。前回発行した21年度以降に建替えられた菅生こども文化センターや新たにオープンした川崎西部療育センター、こどもサポート南野川なども掲載。裏面には連絡先や使用条件、料金、アクセスなどが細かく紹介されている。
区役所担当者は「今まで知らなかった施設や、少し足を伸ばせば今以上に広いスペースを利用できたりなど、区内の施設を幅広く知ってもらうことで、利用の促進が図られる」と期待する。例えば、各地区のこども文化センターはその名称から子育てグループなどの利用に限定されていると思われがちだが、一般団体も利用できるなど、知られているようで知られていない施設もある。藤田さんも「利用施設を分散させることで、多くの区民が市民活動を始めるきっかけになれば」と市民活動のさらなる活性化を呼びかけている。
マップは現在、区役所地域振興課や各施設で配布中。問合せは区役所地域振興課【電話】044・856・3125まで。
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3月22日