宮前区障害者福祉拠点施設と宮前地区会館が合築した「まじわーる宮前」が区内馬絹にこのほど完成した。昨年12月26日には開所式が行われ、福田紀彦市長や地元議員など約170人が参加。「障害者と地域住民が”まじわる”相互理解の場」として運営が始まった。
「まじわーる宮前」は2011年に発表された同地の宮前連絡所の機能再編計画にのっとり、元々あった証明書発行機能と地区会館機能を残しながら、市内初の障害者福祉拠点施設として建設された。主に特別支援学校卒業生を対象とした福祉サービスを提供し、卒業生の行き所不足解決の一躍を担うことが期待される。運営は社会福祉法人みのり会(川島芳茂理事長)。建物は4階建。
福祉拠点施設は2〜4階で、通所の生活介護事業、短期入所事業、日中支援事業が行われる他、行政手続きの補助などを受けられる生活支援センターを併設。1階には利用者らが生産活動を行うベーカリーカフェも設置され、一般市民も利用できる。同施設の生活介護「あーる工房」の大坪明日香所長は「利用者と地域の人が相互交流できる施設になれば」と期待を寄せる。
1階の地区会館には会議室や和室、多目的室などがあり、市民活動などに利用できる。地区会館再建検討委員会の田邉英夫会頭は「待ちに待った開所、多くの方に利用してもらいたい」と話す。地区会館の詳しい利用方法等については【電話】044・866・6360。
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