宮前ガバナンス5月号 連載寄稿 宮前区内の都市計画道路の整備率は今! 〜道路整備は渋滞解消への道筋〜 川崎市議会議員 石田やすひろ
都市計画道路の新設計画はあれども、なかなか整備が進まない道路を見受けます。早く開通すれば、周辺の渋滞も改善するはずです。それでは何故、何年も計画があるにも実現せず、そのままになっているのでしょう。川崎市の都市計画道路の整備は、「第2次川崎市道路整備プログラム」(平成28年度から平成37年度)によって計画的に、整備されています。
本市の都市計画道路計画延長は全体で305キロ余に及びます。平成30年4月現在の完成延長は208キロ余で、進捗率は68%となっています。その内、宮前区内の計画延長は42キロ700メートルに対して完成延長は37キロ345メートルとなっています。進捗率は実に市内1位の87%と高くなっています。
計画に位置づけられても遅れているケースもあります。市道横浜生田線の水沢工区もその一例です。場所は、清水台交差点から横浜方向に進み、北部市場を右手にして進んだ急カーブから先の菅生緑地に隣接する箇所です。開通すれば、たまプラーザ駅に直結する、効果抜群の道路となります。計画では、第1次道路整備プログラムにも位置付けられながらも、遅延している箇所です。水沢工区は、市境のため横浜市と協議を重ねてきました。横浜市における地元住民への説明は、何度も行われてきました。市境道路のため事業を推進するには、近隣住民の理解を得る必要があり、行政による協議・調整が課題となっています。第2次道路整備プログラムでは、平成33年度までに着手・完成となっています。
清水台交差点の渋滞は、交差点改良で一定の改善は図られましたがまだ、十分とは言えません。慢性的な渋滞は、生活環境に悪影響をもたらします。特に事故を誘発するなど、安全にも関わる問題です。予算上、道路整備にあっては、進捗等も踏まえた整備箇所の選定も理解しますが、交通量の多いボトルネック解消を優先すべきだと考えます。議会から引き続き、区内の道路整備の必要性を訴えてまいります。
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3月15日
3月8日