宮前区役所や市民館・図書館が移転整備される予定の鷺沼駅周辺再編整備。市民館と図書館が整備される駅前街区の都市計画素案についての住民説明会が7月27日と28日に開催される。素案は8月12日まで縦覧可能で、公述があった際には市民意見を聴くための公聴会も開催される。住民の理解を深め、これまで挙がっていた不安を払しょくしたい狙いだ。
都市計画素案には、高度利用地区の変更や都市計画交通広場の決定などが示されている。整備に向け準備が進む一方で、地域住民からは「鷺沼周辺へのアクセスのしにくさ」「慢性的な渋滞」「高層建築物ができることによる風への不安」などの声が挙がっていた。
これらを受け、市では住民理解を深めようと素案説明会を7月27・28日に土橋小学校で開催する。定員は各回100人で、すでに申し込み締め切り済み。素案は8月12日まで区役所などで縦覧可能。期間中に公述の申し出があった際には、市民意見を聴くため公聴会を8月29日に開催する。
市はこれまでワークショップを開催するなど市民意見聴取に努めてきたが、一部の住民からは「区民合意なしに話が進んでいる」などの指摘もあった。あす18日には住民団体による学習会が市民館で午後1時30分から行われる。主催者は「多額の税金が使われる再開発が、暮らしに何をもたらすか考えてみませんか」と呼びかけている。
今後は2021年度までに駅前街区の基本・実施設計を策定し、工事着手。25または26年度には同区工事を完了し、北街区工事に着手、28〜30年度に完了させる予定。
環境アセスも意見募集
大規模建築物の新設にあたり、地権者らで組織する鷺沼駅前地区再開発準備組合は環境影響評価を実施し、準備書を川崎市長に提出した。再編整備により影響を受ける可能性のある関係地域住民に向け、7月17日と19日に有馬・野川生涯学習支援施設アリーノで説明会を行う。申し込み締め切り済み。準備書は宮前区役所や市ホームページなどで縦覧でき、意見は市環境評価室へ直接持参または郵送、市ホームページ提出フォームから受け付ける。8月12日締切。
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