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公開日:2020.09.18
野川地区
住所表示、11月に変更完了
新町名は「野川台」「南野川」
野川地区の一部の住所表示が11月9日に変更される。各建物に規則的に番号を設定する「住居表示」とすることで、住所を分かりやすくするため。新町名は「野川台」「南野川」。川崎市は10月中旬から当該世帯に通知書を配布して周知する。今回の変更で、3期計画で実施してきた手続きが全て完了する。
野川地区の住所はこれまで、土地につけられた番号「地番」で示されていた。「野川○○○○番地〇」と表記されるが、飛番や欠番があり、隣近所で住所が大きく異なる住宅も多かった。加えて、1982年の分区の際に野川は宮前区と高津区に分けられたため、両区に同じ町名があり、分かりにくさが課題となっていた。
市は2018年から3期に分けて変更を開始。11月で全ての「住居表示」が完了する。今回の対象は5689世帯(6月末時点)。「野川台・南野川1〜3丁目」となり「野川台(南野川)〇丁目〇番〇号」と表される。
変更にあたり、運転免許証や車検証などの手続きが必要となる。市はこれまで住民向け説明会を開いて案内を行ってきたが、今年の実施は不透明。戸籍住民サービス課担当者は「昨年は合計800人の参加があった。新型コロナの状況を考えると説明会の実施は難しい可能性がある」と話す。そのため、今年は配布資料での案内や電話相談の充実を検討しているという。
郵便物や緊急車両到着の遅れ解消へ
同地区ではこれまで、住所が分かりづらいことから郵便や宅配、緊急車両の到着の遅れなど、日常生活に不便や支障が起きていた。また、同地区は10年で1300世帯超が増加していることから、これ以上の混乱を避けるためにも住民から住居表示への変更を求める声があがっていた。
市は15年に「野川地区住居表示検討委員会」を設置し、地元住民の代表者らと検討を重ねてきた。全3回の変更で「野川本町」「西野川」「野川台」「南野川」の4町名が誕生する。
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