宮前平駅前に来年7月、ノアインドアステージ株式会社(本社・兵庫県姫路市)が運営するテニススクールがオープン予定。2019年に閉店した「ロイヤルホームセンター宮前平」跡地に、冷暖房完備のテニスコートやドラックストアが整備される。
敷地面積は約1600平方メートル。設計施工は大和ハウス工業株式会社(大阪市北区)が手掛け、地上3階建て、高さ約14メートルの施設建設を計画している。
延べ面積2700平方メートルの建物は、1階にドラッグストア、2・3階はノアインドアステージ(株)が運営する「テニススクールノア川崎宮前平(仮称)」が入居する。テニスコートは冷暖房完備で、ダブル1面、シングル1面、ミニ1面の計3面、すべてカーペットコートになることが決まっている。
ドラッグストアの販売店については現在検討を進めている。約10台のドラッグストア専用の駐車場を整備する予定だ。
同社は6月頃に新設の届け出を市に提出。10月上旬の着工を目指しており、工事完了と開業は2022年の7月になる見込み。
好立地が要因
同社はテニススクールや用品販売などテニスに関する事業を手掛ける。全国28カ所とタイ王国1カ所の計29カ所でテニススクールを運営。生徒総数はおよそ3万5000人に上る。
宮前平駅前跡地を選んだ理由は都心へのアクセスの良さだという。さらに同駅周辺はファミリー層も多く、駅前の立地が良いことも決め手となった。「ドラッグストアと併せて、地域の生活に寄り添った施設になれるように考えています」と同社担当者は今後の展望を話す。
計画を受け、区民からは期待の声が上がっている。宮前平駅周辺に10年以上住む浅野真紀さんは「区民も何ができるか関心が高かった。趣味として楽しめる施設ができてうれしい。利用してみたい」と新施設を待ち望んでいる。
同所は一昨年7月末に「ロイヤルホームセンター宮前平」が閉店後、医療モールの開業などの話もあったが、実現には至っていなかった。
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