宮前区内の軟式少年野球チーム「宮崎台バーズ」に所属する関弘太郎さん(向丘小6年)が、「NPB12球団ジュニアトーナメント2021」に出場するジャイアンツジュニアの一人に選ばれた。4年ぶりの区内出身選出として、日本一を目指す。
7月末に行われた選考会には、東京都や神奈川県各地区連盟の推薦を受けた選手やジャイアンツアカデミー生など153人が参加。ピッチングやバッティング、紅白戦などの実技試験が1次、2次、最終の計3回行われた。区少年野球連盟の推薦選手として挑んだ関さんは、持ち味のコントロールを武器に勝ち進み、最終選考の紅白戦では、各地から選ばれた強打者相手に3イニングをパーフェクトに打ち取り、16人のメンバー入りを果たした。区内チームからは4年ぶりに選抜となった。
関さんが野球を始めたのは小学2年生の頃。世界大会でホームランを放つ筒香嘉智選手をテレビで見たことがきっかけで、野球に心を奪われるようになった。現在は宮崎台バーズの他、区の選抜チーム「宮前クラブ」にも所属。ジャイアンツジュニアと宮前クラブの毎週末の練習に加え、週に3回ほど四角いストライクゾーンを書いた壁への投げ込み練習に励み制球力を磨く。
投手に加え、内外野をどちらもこなせる器用さと、投手としてのコントロールに自信を持つ。「正直、驚きとうれしさがあった。今は一生懸命頑張ろうという気持ち」と選出に笑顔をみせる。
友人の思いを胸に
最終選考には向丘小のクラスメイトでライバルの友人も参加。結果的に友人は落選してしまったが「友だちの分も頑張ってに日本一を目指したい」と意気込む。日頃から献身的に支えてきた母・恵子さんは「ここまでよく頑張ってきたと思う。いい環境に感謝してもっと野球を好きになって欲しい」とエールを送った。
同トーナメントは、日本野球機構とプロ野球12球団が、プロ野球への夢を身近に感じてもらうため、2005年から開催。各チームが本拠地付近の少年軟式野球チームの小学生を対象に選考会を実施して、チームを編成する。ジャイアンツジュニアは7年ぶりの優勝を目指す。
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