宮前区 トップニュース文化
公開日:2022.02.04
鎌倉古道
区内に残る頼朝の軌跡
「土橋」町名にも由来
年明けから始まったNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』。ドラマの中で重要な役割を果たす源頼朝ゆかりの地が、宮前区内に存在する。「土橋跡」など、頼朝が奥州遠征の際に残したとされる鎌倉古道の伝説を追った。
古道としての鎌倉街道は、鎌倉時代に幕府のある鎌倉と各地を結んだ道路網の総称。関東地方を通過する鎌倉街道は上道、中道、下道の3つがあった。
『宮前区歴史ガイドまち歩き』によると、区内に残る頼朝の軌跡は、文治5(1189)年の奥州遠征時に、中道の支線を通った際のもの。特に鷺沼から土橋、初山を経て枡形山に向かう鎌倉古道には、いくつかの伝説が残っている。
歴史受け継ぐため
江戸時代から明治時代中期にかけて土橋村があった。「土橋の漢字は『圡※』と書き、常用漢字では使われていません」と話すのは、土橋町内会の大久保透会長。土橋の町名は、右大将となった頼朝が鎌倉幕府開府を前にこの地に立ち寄り、鎌倉古道と呼ばれる道筋とドンドン川(現矢上川)が交差するところにかけた橋の名にちなんでつけられたという。同町内会では現在も「圡」は土橋会館に、「※」は納涼盆踊り大会の手ぬぐいに使用している。大久保会長は「その時代のものと思われる、由緒ある書体を残すことで歴史を受け継いでいきたい」と思いを話す。
『新編武蔵風土記稿』によると、同ルートには頼朝が松の葉を茶せんの代わりに使い、その葉を捨てたところ根が付き大木となった「茶筅松跡」や、頼朝が乗鞍を松の木に掛けたという「鞍掛松跡」も記されている。
ピックアップ
意見広告・議会報告
宮前区 トップニュースの新着記事
コラム
求人特集
- LINE・メール版 タウンニュース読者限定
毎月計30名様に
Amazonギフトカード
プレゼント! -

あなたの街の話題のニュースや
お得な情報などを、LINEやメールで
無料でお届けします。
通知で見逃しも防げて便利です!












