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公開日:2022.12.02
野川中学校
特別支援級で同窓会
新旧交流、将来指針にも
野川中学校で11月23日、特別支援級の同窓会「しらゆき会」が開催された。卒業生と在校生、その保護者や関わってきた教諭ら約100人が集まり、新旧の交流を深めた。卒業生らの現況報告などもあり、成長確認や在校生の将来の指針、保護者同士の情報交換の場にもなっている。
同窓会は、2003年に野川中に赴任し、定年退職後も非常勤講師として特別支援級を担当する白木由紀枝教諭(70)が企画。卒業生から「先生やみんなに会いたい」との声を受けたことがきっかけだった。「同窓会とすれば目標にもなり、保護者も参加できる」と、07年からほぼ毎年秋に開催している。当初は教室で小さく開催していたものが、今では体育館で100人近くが集まる一大イベントになっている。
当日、市内各地のイベントなどで太鼓のステージを披露している「野川种太鼓」が演奏。在学中に授業で習い、卒業後も有志が週に1回練習に励んでおり、スーツ姿などで飛び入り参加する卒業生の姿も見られた。
31歳までの卒業生約50人が一人ひとり、どこで働きどんな仕事をし、何に力を入れているかなどを語った。保育園で働く人や介護職に就いた人、通信制大学に通いながら仕事をしている人、中には高校に進学し一人で陸上部を立ち上げた人、10月のとちぎ国体で新記録を出した人もいた。
以前、同中の特別級を受け持ち、今は他の学校に赴任した教諭らも駆けつけ、「みんなの成長や活躍が聞けて良かった」「自分も負けていられない。励みに頑張りたい」などと感想。保護者からは「毎年楽しみにしている素敵な機会」「卒業生の進路が指針となる」「今後も子どもに、この仲間たちとつながっていってほしい」などの声が聞かれた。ほかにも在校生によるダンスやビンゴ大会で、交流を深めていた。
白木教諭は「自分の意思で来てくれる子たちがいてくれてうれしい。久しぶりに会えて良かった。元気な限り続けていきたい」と語った。
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