川崎市は2月1日、働き方改革や生産性の向上に積極的に取り組んだ市内の中小企業6社を表彰した。市内の金融機関などと市が連携して設置した「川崎市働き方改革・生産性向上推進プラットフォーム」からの推薦を受けた「推進事業者」を対象にしたもので、今年で5回目となる。
表彰を受けたのは川崎区の3社と宮前区、中原区、高津区の各1社。福田紀彦市長は各社代表に「みなさんの素晴らしい取り組みは様々な所に波及している。厳しい時代にあって本当にありがたい」と感謝を伝えた。
拠点集約し「顔見える」化
化粧品医薬部外品製造業の株式会社しむら(馬絹、川崎雅代代表取締役)は、本社事務所、工場、倉庫と3カ所に分かれていた拠点を昨年、南野川の1カ所に集約。連絡調整が容易になり、オンライン上で行っていた朝礼が「顔の見える」形となったことで従業員間のコミュニケーションが活発に。生産性は2倍以上となった。17人いる従業員のほとんどが女性で、子どもの体調不良などで休む場合も、他の従業員がフォローする仕組みや雰囲気が醸成されている。
障がい者就労支援サービスのダンウェイ株式会社(中原区)は、進行性の視覚障がいのある社員が継続的に働けるように在宅勤務の環境を充実させたほか、組織を「ピラミッド型」から「プロジェクト型」へと変更し、多様な社員が活躍しやすい環境を整えた。
受賞企業は次の通り。株式会社しむら▽隅田冷凍工業株式会社(冷蔵倉庫業、川崎区)▽タイジ株式会社(業務用電気サービス機器メーカー、同)▽ダンウェイ株式会社▽ミネベアソフトウェアソリューションズ株式会社(情報サービス業、同)▽株式会社和興計測(工業用計器製造業、高津区)
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