戻る

宮前区 トップニュース文化

公開日:2024.03.01

小島功さん最後の弟子
畳さん、アリーノで個展
秘蔵の「河童」作品も

  • 箱根「お玉ケ池」の桜を描いた作品の前に立つ畳さん

 東有馬在住の漫画似顔絵家・畳ショージさん(81/本名・塩田捷治)の作品展が3月3日(日)から10日(日)まで、有馬・野川生涯学習支援施設アリーノで開催される。師匠であるイラストレーター・小島功さんの秘蔵作品を含め約30点を展示。数年前から寄贈を受けているNPO法人かぐやの里が主催する。  

 畳さんは、黄桜酒造の河童のキャラクターで名を馳せた小島さんの最後の弟子だ。畳職人時代に小島さんの自宅に畳替えに行って、意気投合したのがきっかけ。小島さんに教えをこう中、人物画が向いていると指摘され、畳に焦げ目をつけて描く独自の手法を考案。小島作品のコレクターとしても知られ、塩田たたみ店の横には「小島功アートギャラリー」を開設している。集めた版画は30枚以上。畳さんは約5年前から、障害者向けグループホーム「宮前かぐやの里」へ寄贈を続けている。今回の個展は、普段はグループホームに飾られている作品を、さらに多くの人に見てもらおうと企画された。

 期間中は、畳さんが40代後半のリタイヤ後に全国の旅先で描いた風景画をはじめ、小島さんが所有していた、子河童のイラストがデザインされた反物から仕立てた長襦袢や、雪・月・花の「小島功3部作」など約30点を展示する。開催時間は午前9時から午後5時まで。畳さんは「最近は暗いニュースばかりなので、師匠の作品を通じて少しでも楽しんでもらえれば」と思いを話す。

 詳細・問い合わせは畳さん【電話】080・1106・3904。

ピックアップ

すべて見る

意見広告・議会報告

すべて見る

宮前区 トップニュースの新着記事

宮前区 トップニュースの記事を検索

コラム

コラム一覧

求人特集

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS