意見広告・議会報告
市政報告 川崎市バス「間引きダイヤ」 これでいいのか みらい川崎市議会議員団 おだ かつひさ
川崎市バスでは「鷲ヶ峰営業所」管内で運行されるダイヤにおいて、6月10日から一日あたり計144便が減回(減便)されました。
川崎市交通局によると「運行本数の多い系統を優先的に選んだ」とのことです。 例えば、路線の長い溝口駅南口から営業所などを結ぶ「溝18系統(柿生線)」では、一日に33便が減回。交通局は「運転手不足が原因」と説明しています。
「間引きダイヤ」が元凶
これにより懸念されていた通り、帰宅時の19時台は大幅減回などによる「乗車待ち大行列」が発生してしまいました。
最大の原因は「間引きダイヤ」で減便を行ったこと。バスの運行間隔が一定でなくなる「間引き」は、公共交通では「禁じ手」とされています。 乗客の利便性から、利用者数に合わせた「ダイヤ改正」が一刻も早く求められます。
議会で改善を求めたが
私は6月25日の川崎市議会での一般質問にて、 減便の影響が直撃する宮前区向丘地区についての問題をただしました。
かつての市営地下鉄建設計画が廃止された際には、鷲ヶ峰営業所管内の路線バスサービスについて「さらなる充実と機能強化を図る」との約束が、当時の市長答弁によって残されています。
今回の「間引き」による減便は、特に混雑する時間帯に影響が大きいため、適切なダイヤ改正を早急に求めました。
交通局長からは「減便で生じた混雑について可能な限り早く運行間隔など調整するが、これまでの作業日程から想定すると『年内実施』が一つの目安になる」との回答。
これでは、この混雑状況をあと半年は放置しておくことになります。「市民生活路線」の利便性が図られなくては、公営・公共交通の存在意義を問われる事態になりかねない――と、重く受け止めます。
利用者の声を交通局へ
早期のダイヤ改正には、利用する市民の皆さんからの「声」も必要です。ぜひ交通局に要望と現在の問題点を伝えてください。局運輸課【電話】044・200・3204
なお、市議会での質疑当日の動画は「川崎市議会インターネット中継 2024年6月25日 織田勝久」で検索、ご覧いただけます。
![]() 満員のバス(左)乗車待ちの大行列(右)
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