認知症サポーターが中心となり認知症の人やその家族に必要な支援をつなぐ取り組みで、国が整備を進める「チームオレンジ」。宮前区は8月7日、区内第1号として「土橋カフェ」を認定した。チームで応える仕組みを通じて、認知症の人が安心して暮らし続けられる地域づくりを目指す。
認定を受けた「土橋カフェ」は、2013年に発足。高齢者や認知症の人、家族らが気軽に集える交流の場として、町内会、民生委員、老人クラブらが協力。毎月1回、茶飲み会のほか、疾病予防や生活に役立つ講話、楽器演奏会、運動プログラムなどを行っている。全国に先駆けて「認知症カフェ」として活動をはじめ、患者や関係者らがお互いに理解する場づくりに取り組んでいる。
チームオレンジは国が推進する認知症対策の一つ。25年までに全市町村で整備することが掲げられている。宮前区は、長年地域で活動しているに同団体にチームオレンジの役割も担ってもらいたいと打診。7日に行われたイベントで、チームについての説明や意見交換などを行い、発足という運びとなった。
まとめ役を務めている老門泰三さんは「チームオレンジの説明を聞き、参加者の皆さんが認知症サポーターを含めたチームの一員という意識を強めたと感じる」といい、「今後も病気への偏見をなくし助け合いの社会づくりに貢献していきたい」と意気込みを語った。
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